ベルギーのクリスマス

冬の一大イベントと言えばクリスマスです。

ベルギーではクリスマスは家族でのんびり過ごすことが多いようです。11月中旬頃から街中はクリスマス一色となり、広場にはクリスマスマーケットが設けられにぎわいが増します。

今回は日本ではあまり知られていないベルギーのクリスマスの様子を紹介します。

プレゼントが2回?!

ベルギーでは子どもは2回プレゼントをもらえるチャンスがある、というのを知っていますか。

初めて聞いた時にうらやましい!と思いましたが、日本ではお正月にお年玉をもらうので、少し似ていますね。最初にプレゼントがもらえるのが12月6日で、次がクリスマスである12月25日です。

表向きは6日はシンタクラースから、25日はサンタクロースからとなっていますが実の所プレゼントを用意するのは親。ということで、子どもが希望するプレゼントはシンタクラースからのみ、という家庭もあるようです。

クリスマスは家族、親戚などで集まりプレゼント交換をするため何かしらもらえますしね。親戚が多いと毎年プレゼントを用意するのが大変!と聞くので、このときばかりは日本人でよかったと思います。

 

シンタクラースのお話

シンタクラースからプレゼントがもらえる日、それが12月6日の聖ニコラスの日です。聖ニコラスは3~4世紀にローマ帝国に実在した司教で、えん罪や貧しい人々を助けていたと言われています。

その司教の命日が12月6日であり、聖人としてあがめられています。また聖ニコラスは海運の守護聖人でもあり、海運国として栄えたオランダを中心に、ベルギーのオランダ語圏であるフランデレン地方、ドイツなどでこの日が特に大切にされています。聖ニコラスはオランダ語読みするとシンタクラースです。

読み方が違うので少し紛らわしいですが、聖ニコラスとシンタクラースは同一人物です。シンタクラースはロバとツバルトピート(Zwarte Piet)と一緒に、11月中頃に船でヨーロッパにやってくると言われています。

そのためベルギーやオランダ各地では11月にシンタクラースのパレードが行われます。パレードやショッピングセンター、学校などでシンタクラースに会うと、子どもたちはお菓子がもらえます。

 

会社でも6日の朝に誰かが机の上にチョコレートを置いていた、などあるようです。

お世話になっている人やいつも一緒に働いている人への感謝の気持ちとしてお菓子を配るのです。このため11月頃からはスーパーやチョコレート屋さんでは、シンタクラースの形をしたチョコレートやスペキュロスをよく見かけるようになります。

シンタクラースは聖ニコラスの日の前夜、プレゼントを子どもたちに配ります。子どもたちは自分の靴を暖炉(暖炉がない家はラジエーター)や玄関に置いておきます。

この時に靴の中に人参を入れておきます。シンタクラースが乗っているロバのエサだそうです。

毎年12月5日になると「靴の中に人参」という面白い光景を見ます。このシンタクラースの話は、乗っているのが馬だったり、悪い子にはお仕置きをしたりと地方によって話が少し違うようです。

ツバルトピートのお話

ツバルトピート(Zwarte Piet)はシンタクラースのお手伝いとして一緒の船でやってきました。

ツバルトピートとは、Zwarte=黒い、Piet=ピート、つまり「黒んぼのピート」と言う意味です。シンタクラースの横にいるピートの顔は真っ黒に塗られています。

なぜ真っ黒なのかは諸説あり、船はスペインから来たのでスペイン人はベルギー人より浅黒であった、プレゼントを配る時に煙突に入ってススが付いて黒くなった、などと言われています。

シンタクラースのお手伝いであること、どう見てもやりすぎなほど真っ黒なことから黒人奴隷を彷彿とさせ、人種差別なのではないかという声が近年では上がっています。

そのためか、チョコレートなどのパッケージはシンラクラースとロバのみで、ツバルトピートが描かれていないこともあります。

 

シンタクラースとサンタクロース

ツバルトピートを連れロバに乗りプレゼントを配るシンタクラース、トナカイに乗ってプレゼントを配るサンタクロース、響きだけでなくその行いもなんだか似ていますよね。

実はサンタクロースの起源はシンタクラースだと言われています。聖ニコラスをあがめるオランダ人がアメリカに入植した際にこの文化を伝え、色んな変遷の後、今のサンタクロースが出来上がったと言われています。

シンタクラースが宗教的なのに対し、サンタクロースは少し商業的とでもいいましょうか。服装も少し違い、シンタクラースは伝統的な赤い司教の服を身にまとっています。

 

クリスマス当日の様子

聖ニコラスの日が終わると、本格的にクリスマスの準備に入り、街中はプレゼントを探し求める人々で一層にぎやかになります。

多くの店では24日、31日は短縮営業、25日は休みです。12月に入ると営業スケジュールが店頭に張り出されますのでよく行く店では確認を忘れずにしましょう。

日本のクリスマスとの一番の違いは、静けさだと思います。日本ではクリスマスイブとクリスマスに閉まっている店などないと言っても過言ではないでしょう。

しかし、ここベルギーでは街中の一部を除き閉まっています。そのため、街はとても静かです。25日に街中のクリスマスマーケットに行ってみたのですが、やはり人は少なめでした。

多くの家では祖父母や父母の家に集まり、食卓を囲みます。スーパーマーケットでは人がいっぱい集まるクリスマスディナー向けの食材を売り出します。

いつもは見かけない食材を売っているので、スーパーに行くのが楽しくなります。スーパーが発行している雑誌などではメニュー紹介がされており、ベルギー料理を知ることができるいい機会です。本を見ているとやはりお肉のローストが人気なようです。

 

まとめ

日本とは一風違ったベルギーのクリスマスを紹介しましたがいかがだったでしょうか。

近年、教会に通う人が減っていると聞きますが聖ニコラスやクリスマスは大切にして家族で過ごしています。ベルギーのクリスマスは、日本で言うとお正月のような位置づけです。

ベルギーでお正月と言えば、大晦日から集まり、わいわいと過ごすのが定番です。家でパーティをしたり、街に繰り出し新年を祝います。

多くの街で新年とともに花火が打ち上げられます。住宅地でも爆竹を鳴らす人がいるので、爆音にびっくりしないでくださいね!

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